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平成24年1月16日掲載
凛とした空気。
このエネルギーがあなたのうちに秘められた「体力」「気力」を引き出し、
「技術力」を高めます

第58回 級段位審査会が無事終了しました




開催日時 12月11日(日)  14:10~16:10
会    場 中央区立総合スポーツセンター 第二武道場
認定者総数
51名 【申込者数:74名  受審者数:70名】



総評: 「苦手」を「得意」にする底力
第58回級段位審査会が、無事終了しました。
審査会当日の講評で、私の大先輩の武術家が、ある事故で片腕を失った、その後の話をしました。
 
個人にしろ、社会にしろ、あるはずのものを突然失ってしまう、という災難に出会ったとき、人間はとてつもない力を発揮することがあります。
その現実をしっかりと受け止め、正面から対峙する覚悟がひとたびできると、今までその人が想像もしなかった「底力」が湧いてくるのだと思います。
一方でこの覚悟が出来ずにいつまでそれを嘆き、自分への慰めや、言い訳を探していても、事態は何も変わらず、惨めな自分を見続ける、あるいは見て見ぬ振りをする日々が、ただ過ぎて行くだけです。

ここで履き違えてはいけないことは、そういう力や勇気が持ててから対峙するのではなく、「そこから一歩も逃げない」という「覚悟」をまず決めることこそが、この潜在力を引き出すのだ、という事実です。
 
この「見えざる力」を引き出すために、あえて悲運を待つ人はもちろんいません。
今すぐ出来る、私たちの誰にも内在する、これと同質の力を引き出す方法、それは、自分にとって「大の苦手なもの」ときちんと向き合うことです。
多くの場合、苦手なものに対しては、言い訳があったり、食わず嫌いだったりで、それと真正面から立ち向かう姿勢自体が出来ていません。「その姿勢をまず正すこと」、ただそれだけです。
それがなかなか出来ないんだ、ではなくて、まず「出来た」と言葉に出すことです。
 
自分の苦手なものにきちんと取り組み始めると、人の動きをよく見るようになり、自分の動きをよく振り返るようになります。出来ないこと、苦手なことに向かっているのですから、謙虚にこそなれ、自惚れる心配はありません。どうしたら少しでも進歩の糸口をつかめるか、真摯に自己と向き合うようになります。それを繰り返して、今まで出来なかったことに少しでも変化が出てくると、他人から見ればほんの些細なことでも、「やれば出来る」と小さな勇気が湧いてきます。
好きなことが少し上達するのと違い、これまで知らなかった自分の力の発見です。こうして初めは小さな勇気が、徐々に大きくなって、今まで出会ったことのない「信じられる自分」が誕生するのです。
 
今回の審査会で多くの人から、まだ見ぬ潜在的な力を強く感じました。
皆さん、今の自分に見える力が全てと思わず、是非、体の底に潜む「未だ見えざる自分の力」を引き出してください。
その底力を十分に引き出すために、「苦手」の克服にとどまらず、「得意」にまで高めてください。

これは、技が一つできるようになる、の話ではありません。皆さん一人一人の地力を高める話なのです。

リズミック・カンフー創師 岸 俊和







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